翌朝、7時だか8時くらいに目を覚ました。
ぐっっっすり眠ったものの、疲れが抜けていない。日頃の運動不足を痛感する。
このままうだうだしていたいところだがそうもいかない。名古屋といえばモーニングである。
モーニングと一口に言ってもその種類は様々で、朝から何を食べようか迷ってしまう。とりあえず有名どころに行こうと決め、コメダ珈琲店に向かった。
少しばかり待って、入店することができた。
観光客らしき人から近所のおばちゃんまで、各々がくつろいでいる。本当に朝ごはんを外で食べるんだ…。
アメリカンコーヒーに小倉トーストを頼み、待つことしばし。
待望の朝食である。
おいしい。厚切りのトーストは外はサクサク、中はもちもちでバターの匂いが食欲をそそる。単品でもおいしい。そこにあんこをつけることで、バターの塩味とあんこの甘さがこう…とりあえずおいしい。
名古屋すごい。
大満足の朝食を終え、次なる目的地は名古屋港水族館である。
自分たちがいく少し前にテレビで紹介されていたらしく(観てなかったけど教えてもらった)、混んでいるかもしれないと思いつつまあ大丈夫やろ!!!と謎の余裕をかます。
駅から5分ほど歩き入場券購入の列に並ぶ。そう、列。
普通に混んでた。
中に入るとまず巨大なシャチの水槽が目に入る。
ちなみに、日本国内においてシャチを飼育している水族館はここを含め2館のみである。
つまり、この水族館の目玉であるはずの水槽が入口すぐにある。
大混雑である。
シャチをひとしきり楽しんでさてつぎの水槽は、と目を移すとイルカがいる。
・・・人気の高いであろう大物がこんなに入口近くにあっていいのか。水槽の配置間違えてない??大丈夫???と心配になる。
私と友人は比較的すいすいみてまわる方なので、数多の家族連れを追い抜きながら様々な生物をみた。
・・・広くね?
一向に出口が見えてこない。途中から人気もなくなり不安になるレベルで広かった。
入場したのが開館時間の9時30分で、退場は11時30分近くだったように思う。
お昼ごはんは味噌カツを食した。
味噌カツって・・・なんであんなにおいしいんだろう・・・。
さくさくの衣は食感からおいしいし、少し甘めのソースはお肉と合う。
自分はソースと言われると犬がパッケージのソースを思いつくような人間なので、甘い味噌だれにはあまりなじみがない。
でもおいしいから全てがどうでもいい。おいしいことがただ一つの真実だ。
名古屋すごい。おいしい。
昼食を終えて電車で移動する。
次なる目的地は東山動物園である。
みなさんは、シャバーニという名前を聞いたことがあるだろうか?
私は友人から聞いて知ったのだが、ゴリラの名前である。
そんじょそこらのゴリラではない。イケメンゴリラだ。
最初これを聞いた時、「でもゴリラでしょ(笑)」と思った。
しかし実際彼と対面して、およそゴリラに対して抱かない感情を抱いた。
マジのイケメンじゃねえか!!!!
ゴリラの檻前は人でごった返していた。
檻の中から外の運動場?に移動するシャバーニくん。近くのお姉さんが「あ~~んいけずう」と言っていた。
ゴリラに対する反応では無い。
でも熱を上げたくなる気持ちもわかる。
おみやげにゴリラーメン(シャバーニくんのブロマイド封入)とゴリラッキー(シャバーニくんの顔が刺しゅうされたお守り)を買う程度にはわかる。
かなりのシャバーニ推しな動物園だったが、他にも魅力的な点はたくさんある。
例えば日本にコアラが初めてきた動物園がここであったり、広大な園内には遊園地や植物園もある。
一番驚いたのは、これだけ大規模な施設の入園料が500円、たったのワンコインであったことだ。水族館に比べて動物園は入園料が安い気がする。どうやって運営してるんだ大丈夫か・・・。
そろそろ帰る時間が近づいてきた。新幹線は17:30ごろ出発だ。(正確な時間は忘れた)
名古屋駅に余裕をもって戻り、小腹を満たすことにする。実は前日にもう一度食べようと友人と話していたのだ。
そう、鮪小屋である。
鮪の唐揚げが本当においしかった。もう一度昇天したかった。
そして運ばれてきた唐揚げを食べ、無事落命。
おいしすぎる・・・。
何度でもいうが、名古屋やばい。
さてここまで様々なものを食べてきたが、名古屋名物のある食べ物が抜けていることにお気付きだろうか?
なにを隠そう手羽先である。
もうすぐ帰らなければいけない。しかし、手羽先は食べたい。
ならばどうするか。
新幹線で食せばいいのだ!!!
というわけでデパ地下的なところで手羽先を買い、意気揚々と新幹線に乗り込んだ。
おいしい!!ありがとう名古屋・・・さよなら名古屋・・・またいつか絶対に来よう・・・。
そう誓って、手羽先をほおばりつつ帰った。
完
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