2017年2月25日土曜日。
私は帝国劇場にいた。
なにを隠そう舞台『Endless SHOCK』の昼公演を見るためである。
そもそもなぜ私がこの舞台を観劇することになったかというと、話は2か月ほど遡る。
もっと前かもしれないが記憶が曖昧なのでそれくらいということにしておく。
発端は友人が突然Kinki Kidsにハマったことだ。
気付いたらファンクラブに入っていたしDVDも買い集めていた。
その友人から「『SHOCK』観に行かない?」とお誘いがあったのである。
そうこうしている内に暦は1月も半ばになり、ついに一般発売の日になっていた。
ちなみに電話でチケットを取る、というのは初めてだった。10時の発売を前に、とてもそわそわしていたのを覚えている。電話番号を何度も確認し、もうそろそろかけていいかな…とじりじりもしていた。
そしてついに10時。
発信した電話は、回線が混みあっているとの無機質な声につながった。
そこから10分程だろうか。私と友人は電話をかけ続けた。
何度もかけた(今みたら35回かけてた)
正直なところ5分を過ぎたあたりでもうダメなのでは・・・?と思っていた。
しかし諦めきれなかった。これが最後と思いながらずっとかけた。
そしてついにつながったのである。
最初は耳を疑った。本当につながるとは思っていなかったのだ。
自動音声の案内に従いチケットの手続きを進めている間も、いまいち実感がわかなかった。
ていうか一般販売って実在したんだ・・・。
その後コンビニで入金手続きをしてチケットをこの手に渡されたとき、「本当に行くのか」とやっと現実味を帯びてきた次第である。
そんなこんなで当日。
帝国劇場に行くのは初めてではなかったが、やはり雰囲気が違うような気がした。
とりあえず物販に並び、パンフレットを買った。大きすぎて驚いた。
一通り館内を見て回り、席に向かう。
しかし、段々と不安になってくる。
発券したときから思っていたが、どうも席が前の方なのである。
本当にこんな前でいいのだろうか・・・間違っているのではないか・・・。
ついに印字された座席に到着したとき、私は思った。
マジで近い。
なんかもう申し訳なくなってきた。ポッと出の素人がこんなに前で観劇していたら熱心なファンの方に刺されるのではと思った。(もちろんそんなことは無かった)
とにかく戦々恐々としつつ席に着き、開演の時を待つ。
※ここから舞台の感想です
時系列とかだいぶとっ散らかっているのでとても読みにくいです。
階段を転がり落ちる場面があるということくらいしか知らず、舞台の内容とか全然調べないで行ったのでずっと圧倒されていた。
まず光一さんを直に見るのが初。
小さい、薄い、キラキラしている。
体格でいったら周りの人の方が目立つはずなのに、なんでか彼に目がいく。
これがスター性というやつなのかな。
とにかくよく動く。その細い体のどこにそんな体力があるのだろうというくらい動く。
ぴっちりしたズボンが引くほど似合う。ほっそ!!!!!!!
ストーリーについて。
いまいち理解が追い付いてなくて、どこまでが現実でどこからが劇中劇なのかわりとこんがらがっている。
夢を追いかけていく内に仲間との温度差がでてきてしまうのはどうしようもないことだって思う。だって全く温度差の無い人って気持ち悪い。違う人間なのだから温度だって違う。だからそれは話し合ってどうにかなるものではないし、ましてどちらかが折れて相手に合わせるというのも違う。けれど、劇でもなんでもそうだけど、一人だけで完結することなどほぼない。
どこかで折り合いはつけないといけない。でも、みんな本気だから譲りたくない線がある。
そこらへんがどうにも不器用な人たちのお話なのかなと。
なんでも大切なことは失ってから気付くよね。
特に印象に残ったところ。
やっぱり階段から落ちるシーン。
舞台に階段が用意された時点でいよいよか・・・。って思った。
すごいドキドキしたし実際落ちたときは演技ってわかっていても口を押えた。
とても軽やかだった。
第2部の最初らへん、屋良さんが夢?を見ているシーン
亡霊的なものに取り囲まれて苦悩する様子は観ていてつらかった。
ここの光一さんのセリフ、一番感情こもってたと思う。
(肝心のセリフは記憶とんでる)
あとこれはシーンというか動きというかなんですけど、フライングの美しさ。
フライングがきついというのはいろんなところで目にする。そりゃあワイヤーで体を吊り上げてかつ空中でポーズを取らねばならないってどういうことだってばよって感じ。
一回やるだけでだいぶ体力を持っていかれるのだろうなということは想像に難くない。それを何回もやるんだ。そしてポーズが崩れない。ピシっとしている。すごい。(語彙力の限界)
あと唐突に入るボケに笑った。
日本一チケットが取りにくい舞台である理由。これだけ心血注いで作り上げられた舞台に惹かれないはずがない。全力でぶつかってくる気迫に圧倒されないはずがない。
そういうことなんだなと。
終演後、SHOCK記事展にも行った。
ストイックな努力が、この舞台を1000回にまで導いたのだなと思った。
もちろんカンパニーの団結力などもあるけど。
全てのことを書ききることはできないしまず2か月以上前のことを書いているので記憶が抜け落ちている部分も多々あるのだが、大体のことは書けたかなという気持ち。
文体がブレブレで申し訳ない。
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